木村伊兵衛と画家たちの見たパリ 色とりどり

目黒区 目黒区美術館 TEL.03-3714-1201

開催期間:2022年2月19日(土)~3月27日(日)

報道写真やポートレートの名手として日本の写真界を牽引し続けた木村伊兵衛(1901〜74)は、1954年と翌55年に、日本人写真家として戦後初めてヨーロッパを取材。愛用の小型カメラ(ライカ)と開発されて間もない国産のカラーフィルムを手にパリを訪れ、写真家アンリ・カルティエ=ブレッソン(1908〜2004)やロベール・ドアノー(1912〜94)らと親しく交流し、その案内で古い通りや市場、人々のくらしや表情などを撮影した。今展では、木村作品の中では異色なカラーのスナップ写真131点を中心に、目黒区美術館コレクションから、1910〜50年代にパリで研鑽を積んだ藤田嗣治(1886〜1968)、荻須高徳(1901〜86)ら日本人画家たちの作品をあわせて展示する。