広重と清親

渋谷区 太田記念美術館 TEL.03-5777-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2015年4月1日(水)~5月28日(木)

天保4年(1833)に「東海道五十三次之内」で頭角を現わし、風景画のジャンルを開拓した歌川広重(1797〜1858)は、最晩年の安政3〜6年(1856〜1859)に代表作「名所江戸百景」118図を制作した。一方、小林清親(1847〜1915)は、明治9〜14年(1876〜1881)に初期の代表作「東京名所図」93点を刊行。明治17〜18年(1884〜1885)に制作した「武蔵百景」は、版元の意向による広重の「名所江戸百景」からの影響が指摘されている。
日本橋、両国花火など同じ名所を描いた作品を並べて江戸と明治の風景画を比較する他、広重と清親の風景画、戯画、花鳥画の代表作を多数展観。前期(〜4月26日)、後期(5月1日〜)で全点展示替えを行う。