岡本秋暉 百花百鳥に挑んだ江戸の絵師—摘水軒コレクションを中心に

千葉市 千葉市美術館 TEL.043-221-2311

開催期間:2024年6月28日(金)~8月25日(日)

濃厚華麗な花鳥画、とりわけ孔雀の名手として知られる江戸後期の画人、岡本秋暉(おかもと・しゅうき、1807〜62)の、「小田原藩の絵師 岡本秋暉」展(2004年、平塚市美術館)以来18年ぶりの回顧展。世界一の秋暉コレクションを擁する摘水軒(てきすいけん)記念文化振興財団の所蔵品を中心に、約100件の作品により画業の始まりから円熟期までの作品を通覧する。
江戸時代に柏村の名主を務めた寺嶋家に逗留した岡本秋暉の作品をはじめとする伝来品を母体とし、岩佐又兵衛《弄玉泉図》(重要文化財)をはじめとする肉筆浮世絵や、伊藤若冲《旭日松鶴図》等の花鳥・動物画を核とする江戸絵画を所蔵する摘水軒コレクションの全容を約100件の作品により紹介する「江戸絵画縦横無尽 摘水軒コレクション名品展」を同時開催。