守一、旅を描く。熊谷守一美術館39周年展

豊島区 豊島区立熊谷守一美術館 TEL.03-3957-3779

開催期間:2024年4月16日(火)~6月30日(日)

熊谷守一美術館は、画家・熊谷守一(1880〜1977)が亡くなるまで45年間暮らした家(アトリエと庭)の跡地に建つ小さな美術館。各地で所蔵されている熊谷守一作品を展観する機会として、年に一度の特別企画展を開館記念日(5月28日)に合わせて開催している。1985年の開館から39周年を迎える今展では、熊谷守一の故郷、岐阜県中津川市付知町の「熊谷守一つけち記念館」から油彩作品19点/関連資料1点の計20点を借用。晩年の守一は、自宅と庭からほとんど外出せずに、植物や虫などの身近なモチーフで作品を制作していたが、70歳を超える頃までは日本のさまざまな土地へ旅をし、各地の風景を題材に作品を描いていた。守一と「旅」をテーマに、館所蔵・寄託作品とあわせて展示する。