奇跡の土—信楽焼をめぐる三つの景色

甲賀市 滋賀県立陶芸の森陶芸館 TEL.0748-83-0909

開催期間:2020年10月3日(土)~12月13日(日)

窯で焼成する歳の土と炎の作用により、素地の色や風合いが変化する窯変(ようへん)。とくに釉薬を施さない焼締陶器ならではの窯変は「景色」と呼ばれて鑑賞の的となってきた。独特の窯変が得られる信楽の土は「奇跡の土」と言われている。開館30周年を記念する今展では、日本六古窯=瀬戸・常滑・越前・備前・丹波・信楽の中世から近世初頭にかけての壺、甕、茶陶などの名品を紹介する「第1の景色」、信楽の焼締陶器とアメリカとの交流を紹介する「第2の景色」、焼締作品を制作する信楽作家の現在と「これから」を展望する「第3の景色」の3章構成で、信楽の焼締陶器の魅力を再発見する。