甲賀市 MIHO MUSEUM TEL.0748-82-3411
開催期間:2019年3月21日(木・祝)~5月19日(日)
京都・大徳寺の塔頭である龍光院(りょうこういん)は、江月宗玩(こうげつ・そうがん、1574〜1643)の師・春屋宗園(しゅんおく・そうえん、1529〜1611)を開祖として慶長11年(1606)に建立され、春屋の死去により江月が継いだ。江月は、大坂堺の豪商で茶人でもある天王寺屋・津田宗及(?〜1591)の次男として生まれたため、後継を失った天王寺屋伝来の名宝が龍光院に寄進され伝えられている。また江月自身の優れた禅風と高い教養を慕う一流の文化人たちが集った寛永文化の発信地としても知られる。拝観謝絶の龍光院の全容が初めて公開される今展では、世界で3碗しかない国宝《曜変天目》(南宋時代、12〜13世紀)の1碗をはじめ、龍光院に伝わるさまざまな寺宝を展示し、江月宗玩の生涯や龍光院の歴史と現在についても紹介する。
謎の蒔絵師 永田友治—尾形光琳の後継者を名乗った男 2019年6月8日(土)〜7月15日(月)