名工永德齋の人形旧安田楠雄家の節句飾りと紙鳶洞コレクション

永德齋（えいとくさい）は、江戸時代の御用雛人形司の流れをくみ、明治2年（1869）から昭和時代まで続いた人形司で、皇族や旧公家・大名家、財閥などの節句を彩った。東京都文京区千駄木の旧安田楠雄（やすだくすお）家で、令嬢姉妹のためにあつらえられた三代永德齋による雛飾りと長男のための五月飾りを紹介。また、永德齋研究の第一人者である林直輝氏の「紙鳶洞（しえんどう）コレクション」より、永德齋各代による武者人形を中心に約30件を展示する。「佐野美術館のおひなさま」を同時開催。