古染付と祥瑞—愛しの青blue—

世田谷区 五島美術館 TEL.050-5541-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2025年10月28日(火)~12月7日(日)

古染付(こそめつけ)と祥瑞(しょんずい)は、17世紀前半に中国・景徳鎮民窯で焼造され、日本に将来されたやきもので、日本からの注文によって制作されたと考えられている。古染付は、当時の日本で流行していたさまざまな器物を模倣した形をしており、落ち着いた色合いの青料(酸化コバルトを含む青色の絵具)で描かれた軽妙洒脱な文様が特徴。祥瑞も特徴的な形の器で、鮮烈な色合いの青料で描かれた精緻な文様が特徴となっている。今展では、古染付と祥瑞の優品を集め、日本で愛され続けている理由を探る。また、両者が生まれた背景や日本の陶磁器に与えた影響についても考え、新たな視点から位置づけようと試みる。