受贈記念 肖像の風景 奈良原一高

写真家・奈良原一高（1931〜）が初めて肖像写真に取り組んだ《肖像の風景》シリーズ全161点を、松江高校卒業というゆかりから島根県立美術館に寄贈したことを記念する展観。雑誌『新潮45+』の連載「ザ・リーダー」のグラビアとして、1982〜1984年にかけて時代を担う各界のリーダー30人を新鮮な感覚でとらえた作品で、当初より写真集としてまとめることを目的として制作された。奈良原のプリント技術が発揮されたオリジナル・プリントで、1985年の東京での個展以来、33年ぶりの公開となる。