北村周一 フラッグ《フェンスぎりぎり》一歩手前

武蔵野市 武蔵野市立吉祥寺美術館 TEL.0422-22-0385

開催期間:2017年4月8日(土)~5月28日(日)

個展を中心に作品の発表を続けている北村周一(1952〜)の東京都内の美術館では初の個展。「フラッグ」とは、“2本の動く線が1点で交差しようとするとき、その交差の一歩手前に生まれる空間”を見出した北村が命名した空間概念を意味し、2008年以降の個展では一貫してタイトルに使用している。画布に油彩あるいはアクリル塗料をベースに、ハウスペイントや木炭、鉛筆、水性塗料などを作品に応じて使い分けて生み出される独特の色調とマチエールは、画面の側面にまでおよぶ。新作14点を含む56点を展観。