北斎没後170年記念 茂木本家美術館の北斎名品展

茂木本家美術館は、キッコーマン創業家の一つである茂木本家十二代当主茂木七左衞門氏（1907〜2012）が収集した美術品を展示する館として、2006年に千葉県野田市に開館した。今展では、浮世絵や近現代作家の日本画、洋画などの所蔵品の仲から、葛飾北斎（1760〜1849）の代表的なシリーズとして知られる「冨嶽三十六景」「諸国瀧廻り」のほか、「詩歌写真鏡」シリーズや「木曽路名所一覧」、『北斎漫画』全冊など、さまざまな錦絵・摺物・版本に加え、門人たちの作品や、籔内佐斗司（1953〜）による1点ものの北斎の彫刻など、前後期あわせて116点の北斎関連作品を展示する。