利休と茶の湯茶の世界と道具の美

泉北郡忠岡町 正木美術館 TEL.0725-21-6000

開催期間:2019年9月1日(日)~12月1日(日)

千利休(1522〜91)が安土桃山時代に大成させた佗茶は、当時の唐物を至上とする価値観に一石を投じ、現在の茶の湯の礎となっている。正木美術館の創設者・正木孝之(1895〜1985)は中世禅林文化に関心を持ち、水墨画や墨蹟を収集。茶の道も熱心に修練に励んだ。正木コレクションより、利休の存命中に描かれた唯一の《千利休像》(重要文化財、1583年)をはじめ、茶人として滴凍の号を名乗った孝之が、実際に茶席でも用いた掛軸や茶道具を紹介する。