仏(ほとけ)と画業—「吾が持仏堂」を中心に—

大田区 大田区立龍子記念館  TEL.03-3772-0680

開催期間:2017年2月1日(水)~6月11日(日)

日本画家・川端龍子(1885〜1966)は、酉年生まれの守り本尊である不動明王を信奉し、1954〜55年にかけて自宅の一室に仏像三軀(十一面観音、不動明王、毘沙門天)を納める「持仏堂」を建設している。今展は、戦死した息子の冥福のため制作された《倣赤不動》(1946年)や、第29回ヴェネチア・ビエンナーレ出品の7連作《吾が持仏堂》(1958年)をはじめとする仏を描いた作品を展示。霊場巡りで描かれた作品、スケッチなども展示し、龍子の仏への帰依と画業に迫る。