人々を援（たす）け寄り添う神と仏—道釈人物画の世界—

七福神や鍾馗など人々の暮らしに溶け込みながら存在していた民間信仰の神とともに、仏教の仏である普賢菩薩や文殊菩薩、禅宗で祀られた親しみのある姿の布袋、異国情緒を醸し出す奇怪な風貌の羅漢など、道教や仏教の神仏や人物を描いた「道釈人物画」を取り上げ、厄災を払い、願いを叶え、ある時には生きる姿勢を示してくれた神や仏の姿を紹介する。