丸亀での現在

丸亀市 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 TEL.0877-24-7755

開催期間:2021年12月18日(土)~2022年3月21日(月・祝)

「丸亀での現在」展チラシビジュアル デザイン:丸山晶崇(株式会社と)

かつて城下町として発展し、金刀比羅宮への海の玄関口だった丸亀は、現在、香川第二の都市として約11万人が暮らしている。今展では、地方都市の一例として、現代の丸亀に焦点を当て、現代社会への独自の視座を持つアーティスト3組が、丸亀でのリサーチをもとに展覧会を構成する。車田智志乃(1977〜)と土谷享(1977〜)によるアーティスト・ユニットで、現在はこれまでのコンセプトを引き継ぎ、土谷が代表として活動する「KOSUGE1-16(こすげ いちのじゅうろく)」は、人と犬の関わりの歴史と現在から構想した新作インスタレーションを展示。美術家の中崎透(1976〜)、山城大督(1983〜)、アートマネージャーの野田智子(1983〜)によるアーティスト・ユニット「Nadegata Instant Party」は、丸亀と全国をオンラインでつなぐホームステイのプロジェクトを立ち上げ、そのプロセスを含めて作品として提示。サウンドアーティストのmamoru(1977〜)、美術作家/写真家の下道基行(1978〜)、デザイナーの丸山晶崇、アートマネージャーの芦部玲奈(1981〜)による「恋するリサーチ・ラボラトリー」は、他の2組のリサーチや作品制作、展覧会準備のプロセス自体を追い、作品や展覧会ができるまでの試行錯誤や創造の背景を明らかにする。