中村宏展 アナクロニズム(時代錯誤)のその先へ

静岡市 静岡県立美術館 TEL.054-263-5755

開催期間:2026年1月20日(火)~3月15日(日)

今年1月8日に逝去した浜松市出身で日本の戦後美術を代表する画家・中村宏(1932〜2025)を包括的に紹介する大規模回顧展。生前に中村自身の協力を得ながら、全国の美術館および個人所蔵家から借用した、約250点を超える作品と資料を一堂に集める。中村は、1950年代より社会的主題を取り上げた「ルポルタージュ絵画」の画家として知られるようになり、やがてセーラー服の少女や蒸気機関車や風景など個人的記憶に基づくモチーフを繰り返し描きながら、みずからを「アナクロニズム」の画家と呼び、社会や美術表現に対する批評的な態度を貫き、独自の方法論により具象表現の可能性を追求。2022年からは、自身の戦争体験をルポルタージュした「戦争記憶絵図」に取り組んでいた。