不思議？ なるほど！ 古代アンデス工芸の魅力

南米ペルー、ボリビアを中心とするアンデス地方は、16世紀のスペインによるインカ帝国征服以前、個性豊かな土器や染織品を持つさまざまな文化が盛衰を繰り返していた。それらの工芸品は、人々の生活の様子を文様や造形に生き生きと表現しており、文字のない古代アンデス文化を知る一助となっている。今展では、2019年度に中南米研究家の三浦鴻氏より寄贈された作品の初披露を兼ね、遠山記念館が収蔵する670件を超える古代アンデスコレクションから、約60点の土器と染織品を公開する。