ル・コルビュジエ ロンシャンの丘との対話展ル・コルビジュエの現場での息吹・吉阪隆正が学んだもの

新宿区 早稲田大学會津八一記念博物館 TEL.03-5286-3835

開催期間:2016年6月29日(水)~8月7日(日)

早稲田大学ル・コルビュジエ実測調査研究会による、20世紀モダニズム建築を代表する建築家ル・コルビュジエ(1887〜1965)の代表作のひとつである《ロンシャンの礼拝堂》(1955年竣工)の初の実測調査の記録を発表。ノートル・ダム・デュ・オーの慈善事業協会が保管している、建築当時、ル・コルビュジエが現場で使用していた青写真を含む詳細な資料を多数展示。《新礼拝堂》だけでなく周辺の《巡礼者の家》《司祭者の家》《ガレージ》などを含む「ロンシャンの丘」全体の構想とその変遷が明らかになった。
常設展示室では、ル・コルビュジエの愛弟子の一人だった吉阪隆正(1917〜1980)の仕事も紹介。まさに《ロンシャンの礼拝堂》の設計が行なわれていた時期(1950〜52年)にル・コルビュジエのパリのアトリエに勤務していた吉阪の建築図面をはじめ、詳細に残された日記(絵入り)の一部を公開している。