ライトアップ木島櫻谷Ⅱおうこくの線をさがしに 併設四季連作屏風

港区 泉屋博古館東京 TEL.050-5541-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2025年4月5日(土)~5月18日(日)

大正中期に大阪・天王寺の茶臼山に建てられた住友家の本邸を飾るため、日本画家・木島櫻谷(このしま・おうこく、1877〜1936)によって描かれた四季連作屏風《柳桜図》(1917年)、《燕子花図》(1917年)、《菊花図》(1917年)、《雪中梅花》(1918年)を全点公開し、櫻谷の絵画表現をライトアップする展覧会シリーズの第二弾。今回はとくに《かりくら》(1910年、櫻谷文庫蔵)や《唐美人》(大正時代・20世紀)をはじめとする人物画にスポットをあてるとともに、山のように遺された櫻谷の写生帖(明治時代・19世紀末〜20世紀初、櫻谷文庫蔵)を多数展示し、櫻谷の線描の妙に触れる。
公益財団法人住友財団が推進してきた文化財維持・修復事業助成により蘇った作品から、仏画《十一面観音菩薩像》(14世紀)と、狩野山雪の代表作《歴聖大儒像》(1632(寛永9)年)を展示し、文化財修復の最前線を紹介する「住友財団助成による文化財修復成果—文化財よ、永遠に2025」を同時開催。