ジョルジョ・デ・キリコ—変遷と回帰

港区 パナソニック 汐留ミュージアム TEL.03-5777-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2014年10月25日(土)~12月26日(金)

イタリア人の両親のもとギリシャで生れ、パリで活動した後ローマに移住したジョルジョ・デ・キリコ(1888-1978)。日常の裏側に潜む精神世界を描いた「形而上絵画」で、シュルレアリストたちに大きな影響を与えた。第一次大戦以後、古典主義絵画への関心からその様式を大きく変えるが、晩年は再び形而上絵画に回帰し、新たな形而上的主題に取り組んだ。
パリ市立近代美術館に寄贈された未亡人イザベッラ・デ・キリコの旧蔵品を中心に、ヨーロッパ各国や日本国内に所蔵されている作品より、各時代の代表作、素描、彫刻あわせて104点を展示する東京では9年ぶりの大回顧展。