サイ トゥオンブリー：紙の作品、50年の軌跡

アメリカ・ヴァージニア州出身のサイ トゥオンブリー（1928〜2011）の日本の美術館での初個展。絵画や彫刻で旺盛な制作活動を展開したが、今展では紙の作品（ドローイング、モノタイプ）に焦点を当てる。生前トゥオンブリー自身が作品を選定し、2003年のエルミタージュ美術館を皮切りに英米独仏を巡回して評判を呼んだ展覧会を原美術館の空間に合わせて再構成したもので、1953年から2002年までの50年間に制作した約70点をほぼ時代順に紹介。別館ハラ ミュージアム アーク（群馬県渋川市）では、出品作品の一部を古美術作品（原六郎コレクション）と対置する形で展示する。