グエルチーノ展よみがえるバロックの画家

台東区 国立西洋美術館 TEL.03-5777-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2015年3月3日(火)~5月31日(日)

カラヴァッジォやカラッチ一族によって幕が開けられたイタリア・バロック美術を発展させたグエルチーノ(1591〜1666)の画業を紹介する日本初の展観。国立西洋美術館が、晩年の代表作《ゴリアテの首を持つダヴィデ》(1960年)を所蔵していること、グエルチーノが生涯のほとんどを過ごしたボローニャ近郊のチェント市が2012年に大地震に襲われ、チェント市立絵画館が閉鎖されていることなどから企画されたもので、大規模な借用により会場には2メートルを超える巨大な祭壇画が並び、その迫力に圧倒される。
ボローニャ国立絵画館をはじめ、イタリア各地の美術館や個人からも代表作が出品され、周辺の画家の作品も含む全44点による構成。収益の一部はチェント市立絵画館の復興に充てられる。