キューガーデン 英国王室が愛した花々シャーロット王妃とボタニカルアート

ロンドン郊外にある王立植物園キューガーデンは、ユネスコ世界遺産にもなっている世界最大級の植物園。1759年に開かれ、国王ジョージ3世（1738〜1820）とシャーロット王妃（1744〜1818）の時代には、植物学者ジョゼフ・バンクス（1743〜1820）を監督として登用。バンクスは世界各地の珍しい植物を収集して植物園を拡張し、記録するために起用した優れた植物画家たちが科学的な正確さと芸術性を兼ね備えたボタニカルアートを制作した。今展では18世紀から19世紀初頭に描かれた優れたボタニカルアートを展示するほか、キューガーデンの発展に寄与したシャーロット王妃が愛したウェッジウッドの陶磁器「クイーンズウェア」も紹介する。