エジプト古代染織コプト裂100点—織り文様は何を表しているのか—

比企郡川島町 遠山記念館 TEL.049-297-0007

開催期間:2024年9月14日(土)~11月4日(月・祝)

遠山記念館は、創設者の遠山元一(とおやま・げんいち、1880〜1972)が蒐集した、2世紀末ころに伝わったキリスト教に入信したエジプト古代の民が織った麻と羊毛の綴織コプト裂約4,800点を所蔵し、国内外における有数のコレクションのひとつとなっている。もとは衣服や覆布、壁掛けなどだったが、19世紀末以降の発掘後、美しい文様の部分だけが切り取られて断片・裂となったもの。ナイル河畔の動植物やギリシャの神々、英雄などが織り出されている。今展では、4〜7世紀にかけてのコプト美術全盛期の作品を中心に100点を選び、それらの文様が何を表すのか、主題と象徴の意味を探る。