アルチンボルド展

花や野菜、魚や動物、各種の道具などさまざまなものを組み合わせ、肖像画を形づくるジュゼッペ・アルチンボルド（1526〜1593）の、日本初の本格的な展覧会。その特異な画風が好まれてハプスブルク家の宮廷画家となり、フェルディナント1世、マクシミリアン2世、ルドルフ2世の3代の神聖ローマ皇帝に仕え、最終的には貴族に列せられた。世界各地の主要美術館が所蔵するアルチンボルドの油彩10数点や素描を中心に、イメージ生成の謎に迫る約100点の作品が出品されている。