どうぶつかいぎ展

ドイツの詩人・作家エーリッヒ・ケストナー（1899〜1974）の絵本『動物会議』（1949年）をテーマに、まずは挿絵画家ヴァルター・トリアー（1890〜1951）による動物たちを描いた美しい複製原画（1947〜49年、オンタリオ美術館蔵）を紹介。続いて、戦争を止めようとしない愚かな人間を痛烈に批判し、子どもたちに伝えようとするケストナーのメッセージを引き継ぎ、8人のアーティストが絵や立体、映像で作品を作り、リレー形式で現代版「動物会議」を提示する。参加作家は、造形作家の植田楽（うえだ・ひらく、1993〜）、ぬいぐるみ作家の梅津恭子（うめづ・きょうこ）、現代美術作家の鴻池朋子（こうのいけ・ともこ、1960〜）、画家のjunaida（ジュナイダ、1978〜）、イラストレーターの秦直也（はた・なおや、1981〜）、映像作家の菱川勢一（ひしかわ・せいいち、1969〜）、アニメーション作家の村田朋泰（むらた・ともやす、1974〜）、絵本作家のヨシタケシンスケ（1973〜）。