ざわつく日本美術サントリー美術館 開館60周年記念展

港区 サントリー美術館 TEL.03-3479-8600 

開催期間:2021年7月14日(水)~8月29日(日)

尾上菊五郎 一枚 明治8年(1875)頃 サントリー美術館

いつもは正面や表面を向いて展示される陶磁器や能面、屏風、染織などの裏側を見せる「うらうらする」、絵巻から掛軸へ、屏風から額装へ、蒲団の表地から布へ、というように「切断」により姿を変えた作品の制作当初の姿を想像させる「ちょきちょきする」、身と蓋から構成される硯箱や蓋付きの陶磁器などの蓋と身を離して展示し、セットであることの意味やデザインについて考えさせる「ばらばらする」など、サントリー美術館の名品や珍品、秘宝などを、思わず「心がざわつく」ような方法で展示し、作品を「見る」という行為を意識して愉しむことを提案する。