くらべて楽しむ琳派作品

奈良市 大和文華館 TEL.0742-45-0544

開催期間:2025年8月22日(金)~9月28日(日)

桃山時代から江戸時代前期に活躍した本阿弥光悦・俵屋宗達、江戸時代中期に活躍した尾形光琳・乾山、江戸時代後期に活躍した酒井抱一らの系譜は、直接的な師弟関係はなく、作品を通して画風を学んでいるため一般的な流派とは言いがたいが、「琳派」と総称されてその呼称が定着している。琳派は、ゆるやかで柔軟性のある繋がりであるため、先達の作品を学びつつも模倣に終わらず、古典学習や同時代の流行も反映させながら展開した。今展では、さまざまな時代の琳派の作品を、古典作品や他派の作品とくらべながら展示し、それぞれの特徴や魅力を紹介する。