茅ヶ崎市 茅ヶ崎市美術館 TEL.0467-88-1177
開催期間:2025年9月2日(火)~11月9日(日)

武者小路実篤や志賀直哉ら学習院同窓を中心に、1910(明治43)年から1923(大正12)年まで刊行された雑誌『白樺』は、彼ら自身の小説や批評を発表する場であると同時に、西洋美術を紹介する新たなメディアとしての役割も担っていた。西洋の画家や作品を図版や評論を通して紹介するだけでなく、その芸術表現の背景にある精神性にも言及した点が大きな特徴とされている。今展では、小説家でありながら美術へも強い関心を抱き、自身も絵筆を取っていた武者小路実篤と、『白樺』の表紙を多く手掛けた岸田劉生にそれぞれ焦点を当て、近代日本における西洋美術受容の一側面を探る。また、『白樺』が主催した西洋美術の展覧会の資料や、同時代に出版された美術雑誌、文芸雑誌なども併せて紹介する。
菅野陽と浜田知明 銅版画の夜明け前 2025年12月13日(土)〜2026年2月23日(月・祝)