長岡市 新潟県立近代美術館 TEL.0258-28-4111
開催期間:2021年3月20日(土・祝)~6月6日(日)
新潟に生まれ、ニューヨークを拠点にヴィデオ・アートの先駆者として活躍した久保田成子(1937〜2015)の没後初、日本では約30年ぶりの大規模な個展。東京教育大学(現・筑波大学)で彫刻を学んだ久保田は、1960年代前半の東京で「グループ音楽」や「ハイレッドセンター」といった同世代の前衛芸術家たちの仕事に触発され、さらなる可能性を切り開くため渡米。パートナーであるナムジュン・パイク(1932〜2006)を通じてヴィデオカメラを手に入れ、初めて映像作品を手掛けた。これを機に、映像と彫刻を組み合わせた「ヴィデオ彫刻」の制作をはじめ、国際的に評価される。2015年に、その遺産を保護し、さらに発展させるためにニューヨークに設立された久保田成子ヴィデオ・アート財団によって復元されたヴィデオ彫刻のほか、映像作品、スケッチやアーカイブ資料により、久保田の仕事を展観する。
国立国際美術館 2021年6月29日(火)〜9月23日(木・祝)
東京都現代美術館 2021年11月13日(土)〜2022年2月23日(水・祝)