仁清と乾山京のやきものと絵画

足柄下郡箱根町 岡田美術館 TEL.0460-87-3931

開催期間:2017年11月3日(金・祝)~2018年4月1日(日)

岡田美術館が所蔵する野々村仁清(ののむらにんせい、生没年不詳)《色絵輪宝羯磨文香炉(いろえりんぽうかつまもんこうろ)》は、底面に「明暦三年/播磨入道/奉寄進/仁清作/卯月日」と刻まれ、同じ形、大きさ、銘をもつ作例(大阪・藤田美術館蔵・重要文化財)の箱書によって、明暦3年(1657)4月、仁清が寺院に寄進したものの1つと判明。制作年がわかる貴重な作品として重要文化財に指定されている。この作品と尾形乾山(おがたけんざん、1663〜1743)の重要文化財《色絵竜田川文透彫反鉢(いろえたつたがわもんすかしぼりそりばち)》の2点を中心に、同館が所蔵する仁清と乾山の全作品を一堂に展示。さらに同時代の絵画ややきものを紹介する。寛永3年(1626)後水尾天皇が徳川家光の招きに応じて二条城に行幸した様子を描いた《二条城行幸図屏風》を初公開。