没後70年 北野恒富展「画壇の悪魔派」と呼ばれた日本画家

千葉市 千葉市美術館 TEL.043-221-2311

開催期間:2017年11月3日(金・祝)~12月17日(日)

金沢生まれの北野恒富(きたの・つねとみ、1880〜1947)は、17歳で画家を志して大阪へ上り、明治末には日本画家としての地位を確立。大阪の女性たちを描き続けた。「画壇の悪魔派」と呼ばれた妖艶な退廃美を描いた初期作品から、大正期の造形的な実験やこころの模索を経て、上方ことばで「はんなり」という上品な華やかさを描いた大阪モダニズムに到達した昭和の作品までの変遷をたどる、2003年の「浪花画壇の悪魔派 北野恒富展」(東京ステーションギャラリー他)以来の大規模な回顧展。グラフィックデザイナーとして一世を風靡した小説挿絵とポスターなどの作品や、画塾「白耀社」で指導した島成園(1892〜1970)、中村貞以(1900〜1982)らの作品も紹介する。

あべのハルカス美術館 2017年6月6日(火)〜7月17日(月・祝)(終了)
島根県立石見美術館 2017年8月5日(土)〜9月18日(月・祝)(終了)