ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展16世紀ネーデルラントの至宝—ボスを超えて—

オランダ・ロッテルダムにあるボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館は、中世ヨーロッパから現代美術まで幅広いコレクションを誇るが、中でも16世紀ネーデルラント美術の名品で知られている。今展では、ピーテル・ブリューゲル1世（c.1526/30〜1569）の代表作《バベルの塔》（1568年頃）が24年ぶりの来日。さらに、2016年に没後500年を迎えて世界中から再注目されたヒエロニムス・ボス（c.1450〜1516）のわずか約25点といわれる現存する油彩画のうち《放浪者（行商人）》《聖クリストフォロス》（いずれも1500年頃）の2点が初来日するのは見逃せない。16世紀ネーデルラントの彫刻、絵画、版画あわせて89点を展示する。【公式ホームページ】