今様—昔と今をつなぐIMAYŌ—Connecting Past and Present

古典的な伝統技法の糸目友禅染を現代美術に応用する石井亨（1981〜）、五彩で絵付けする九谷焼と日本画の技法、様式により現代の美男子たちを「美人画」として描く木村了子（1971〜）、漆という素材を多面的に捉えあそびの要素を加えた作品を制作する染谷聡（1983〜）、古代の仏像に用いられた一木造の技法で少年少女の肖像を制作する棚田康司（1968〜）、金属の置物「自在置物」の構造を用いて銅や銅合金などの非鉄金属で制作する満田晴穂（1980〜）、古典的な日本画をベースに現代の視点で再構築した「ニッポン画」を制作する山本太郎（1974〜）。6名の現代アーティストの作品約45件に加え、イメージの元となった「本歌」である古美術作品を前後期それぞれ12点展示する。