夢二と京都の日本画

静岡市 静岡市美術館 TEL.054-273-1515

開催期間:2017年2月18日(土)~3月26日(日)

岡山県出身の竹久夢二(1884〜1934)は、明治34年(1901)に上京し、苦学しながら雑誌に投稿した文章や絵が認められるようになったが、初めて肉筆画やスケッチを披露したのは、大正元年(1912)、京都府立図書館での個展だった。大正5年(1916)から2年間は京都に住み、大正7年(1918)、再び府立図書館で個展を開いている。今展では、こうした夢二の京都滞在に注目し、静岡市美術館所蔵品に加え、京都国立近代美術館、三鷹市などが所蔵する夢二の作品と資料約80点に、京都市美術館所蔵の竹内栖鳳、上村松園ら同時期の京都の日本画の代表的作品約40点をあわせて展示。同時代の表現として捉え直すことを試みる。