瑛九 1935-1937闇の中で「レアル」をさがす

千代田区 東京国立近代美術館 03-5777-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2016年11月22日(火)~2017年2月12日(日)

25歳でフォト・デッサン集『眠りの理由』で鮮烈なデビューを飾り、その後も独自のイメージを探求した瑛九(1911〜1960)は、1935年、前年宮崎で出会った山田光春(1912〜1981)らとともに洋画研究グループ「ふるさと社」を結成。山田は、瑛九没後の1976年、『瑛九 評伝と作品』(青龍洞)を刊行した。今展は、山田光春旧蔵の瑛九作品や、瑛九から山田宛の書簡などの資料を、近年東京国立近代美術館が収蔵したことから開かれたもので、デビュー前後の3年間の瑛九の思索と初公開を含む作品を紹介する。