ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たちアカデミア美術館所蔵

イタリア、ヴェネツィアの美術アカデミーが管理していた作品を礎として1817年に開館したアカデミア美術館は、14世紀から18世紀にかけてのヴェネツィア絵画を中心とした充実したコレクションを有している。日伊国交樹立150周年を記念するイタリアの美術展が多数開かれているが、その掉尾を飾る展観。アカデミア美術館のコレクションが初めてまとまった形で来日するのをはじめ、盛期ルネサンスのヴェネツィア画壇を代表するティツィアーノ・ヴェチェッリオ（1448/1490頃〜1576）の晩年の代表作、初来日となる高さ410cmの《受胎告知》（サン・サルヴァドール聖堂）は見逃せない。