西洋更紗 トワル・ド・ジュイ展

渋谷区 Bunkamura ザ・ミュージアム TEL.03-5777-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2016年6月14日(火)~7月31日(日)

1760年、フランスのヴェルサイユ近郊の村ジュイ=アン=ジョザスに、ドイツ出身のプリント技師クリストフ=フィリップ・オーベルカンプ(1738〜1815)が工場を設立。ここで生み出された西洋更紗、トワル・ド・ジュイ(フランス語でジョイの布の意)は、絹やウールに代わる楽しいプリントコットンとして、マリー・アントワネットをはじめとするヨーロッパの人々を熱狂させた。ジュイ=アン=ジョザス市は、1977年、プリント布地の美と多様性を保存し、一般に紹介するための市立美術館を設立。2015年にはオーベルカンプ没後200周年を記念した展覧会、出版、シンポジウムなどが行なわれている。色とりどりの花や鳥などを描いた木版プリントと、人物を配した田園風景を単色で描く銅版プリントを中心に、トワル・ド・ジュイの魅力を日本ではじめて総合的に紹介する。

郡山市立美術館 2016年8月6日(土)〜9月11日(日)