モネ展マルモッタン・モネ美術館所蔵

長岡市 新潟県立近代美術館 TEL.0258-28-4111

開催期間:2016年6月4日(土)~8月21日(日)

クロード・モネ(1840〜1926)は、1883年にパリからジヴェルニーに移り、86歳で亡くなるまで生涯の大部分をこの地で過ごした。最期まで手元に残していた自身の作品88点やコレクション58点は、家とともに次男ミシェルが継承し、1966年ミシェルの死去により、既に「印象派」という名の由来となったモネの作品《印象、日の出》(1872年)を寄贈されていたマルモッタン美術館に全て遺贈され、館の名も「マルモッタン・モネ美術館」と改められた。今展では、モネ最期のコレクションより約90点を紹介するが、「収集家としてのモネ」のコーナーで展示されるドラクロワ、ブーダン、ピサロ、ロダン、シニャックらの作品21点が興味深い。また、印象派の最初のコレクターの一人だったジョルジュ・デ・ベリオ医師のコレクションより、館外に貸し出されることの少ない《テュイルリー公園》(1876年)が特別出展される。東京、福岡、京都と開かれてきた巡回展の最終会場。