美と知性の宝庫 足立—酒井抱一・谷文晁とその弟子たち—

足立区 足立区立郷土博物館 TEL.03-3620-9393

開催期間:2016年3月13日(日)~5月22日(日)

足立区文化遺産調査の成果を発表する展観。2011年春には、酒井抱一の高弟、鈴木其一の弟子に当る村越其栄とその子の向栄の画業を紹介する「千住の琳派」展を開催したが、今展では、谷文晁(1763〜1840)より文政9年(1826)に「文渕」の雅号を授かった舩津文渕(1806〜1856)の子孫に伝わる豊富な資料を中心に紹介している。谷文晁が台東区下谷に「写山楼」と称する画塾を開いて多くの門人を育てたことは知られているが、舩津家に残された多数の粉本などにより、文晁、養子の文一、文一の長男である二世文一による指導体制のさらなる解明が期待される。