村野藤吾の建築—模型が語る豊饒な世界

京都市 京都工芸繊維大学美術工芸資料館 TEL.075-724-7924

開催期間:2016年3月14日(月)~6月11日(土)

建築家・村野藤吾(1891〜1984)は、戦前戦後を通じて半世紀以上に及ぶ長い間、幅広く精力的な建築設計活動を展開。名作と呼ばれる多くの建築作品を遺している。京都工芸繊維大学美術工芸資料館では1996年以来、村野・森建築事務所から村野藤吾作品の設計図やスケッチ類の寄贈(預託も含む)を受けて「村野藤吾の設計研究会」を設置し、資料の保管・整理作業を行ないつつ、1999年よりほぼ毎年「村野藤吾建築設計図展」を開催してきた。今展では、これまでの展観に伴って京都工芸繊維大学木村・松隈研究室の学生たちが制作してきた模型80点を中心に、竣工写真や現況写真、図面やスケッチもあわせて紹介。昨年目黒区美術館(7月11日(土)〜9月13日(日))で開催された同名の展覧会を発展させて開催する。