カラヴァッジョ展日伊国交樹立150周年記念

台東区 国立西洋美術館 TEL.03-5777-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2016年3月1日(火)~6月12日(日)

ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ(1571〜1610)の、劇的な明暗法によって人物像を浮かび出させる表現は、バロック美術を開花させる原動力となり、17世紀前半、イタリアだけでなくヨーロッパ中の画家たちによって継承された。イタリアの代表的な美術館が所蔵するカラヴァッジョの作品11点と、その影響を受けた代表的な継承者(カラヴァジェスキ)たちによる作品を合わせた51点を展示。カラヴァッジョの真筆が、教会の祭壇画など移動不可能な作品を含めて60点あまりと言われており、日本では過去最大、世界でも有数の規模となる。さらに、カラヴァッジョが死の直前まで手放さなかった
とされる《法悦のマグダラのマリア》(1606年、個人蔵)を世界初公開する。