佐藤雅晴—東京尾行ハラ ドキュメンツ10

品川区 原美術館 TEL.03-3445-0651

開催期間:2016年1月23日(土)~5月8日(日)

原美術館がキュレーターの育成や若手作家の支援を目的に開催する不定期のプロジェクト「ハラドキュメンツ」の第10弾として、パソコンソフトのペンツールを用いて実写をトレースしたアニメーション作品に取り組んでいる佐藤雅晴(1973〜、大分県生まれ)の個展を開催する。10年に及ぶドイツ滞在を経て制作し、日本で注目されるきっかけとなった『Calling』(ドイツ編、2009〜2010年)と日本編(2014年)、実写映像の一部分だけをアニメーション化した12面の映像で構成される最新作『東京尾行』(2015〜2016年)、平面作品などを展示し、作家の表現の変遷を紹介。
2階展示室では、佐藤雅晴の制作技法トレースにちなみ、シンディ・シャーマン、森村泰昌、ソフィ・カルらの作品を紹介する「原美術館コレクション展:トレース」を併催している。