躍動と回帰—桃山の美術日本の美・発見Ⅹ

千代田区 出光美術館 TEL.03-5777-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2015年8月8日(土)~10月12日(月・祝)

出光コレクションより、狩野派の屏風絵や長谷川等伯(1539〜1610)の水墨画など20件の絵画作品、志野・織部・古唐津、高取、備前、伊賀など桃山の茶陶を中心とした約90件の工芸作品を、前期(〜9月6日)、後期(9月9日〜)で一部展示替えをしながら展示。絵画については、いずれも「やまと絵」に学びながら新たな表現を切り拓いていったこと、やきものについては平安・鎌倉時代の六古窯で作られた壺や甕から生命を包むうつわのパワーを得て「歪み」「割れ」「釉流れ」などを肯定的な美の創造力に置き換えたことに注目し、「桃山」という時代の美術を過去の造形との関わりの中に見る新たな視点を提示する。