九谷焼の系譜と展開交流するやきもの

千代田区 東京ステーションギャラリー TEL.03-3212-2485

開催期間:2015年8月1日(土)~9月6日(日)

北陸新幹線開業を記念して、石川県を代表する九谷焼の360年におよぶ歴史をたどり、その展開を「交流」をキーワードに検証する展観。1655年に開窯された古九谷は、半世紀ほど生産された後、制作が途絶えてしまうが、江戸後期になって、若杉窯、吉田屋窯、粟生屋原右衛門らが再興。明治期には輸出用陶磁を生産し、大正から昭和にかけては、板谷波山、富本憲吉、北大路魯山人らが九谷を訪れ、陶工たちと交流しつつ制作を行った。石川県九谷焼美術館、小松市立博物館、能美市九谷焼資料館をはじめとする石川県内の諸機関所蔵作品を中心に、古九谷から現代の三代徳田八十吉の作品まで、 116点を一堂に展観する。