栃木市 栃木市立美術館 TEL.0282-25-5300
開催期間:2026年1月10日(土)~3月22日(日)
栃木県下都賀郡栃木町平井(現・栃木市平井町)に生まれた鈴木賢二(1906〜87)は、東京美術学校(現・東京藝術大学)で高村光雲のもとで木彫を学ぶ一方、プロレタリア芸術運動に接し、卒業目前で学校を去った。その後、郷土の偉人の彫像なども数多く手がけ、戦後は日本美術会北関東支部を結成、中国の版画家との交流も続け、北関東の版画運動の中心的人物として活躍した。鈴木賢二の長男・徹(1935〜94)は、高校卒業後、彫刻の道に進み、自由美術協会を中心に発表。1970年代に岩手県遠野地方への旅でオシラサマ伝説に出会い、《馬と娘の恋の物語》としてブロンズ彫刻の連作を作り続けた。彫刻と木版画という彫り刻む営みの中から人間愛に満ちた作品を作り続けた父と子の作品を展示し、その芸術を生んだ栃木の地と時代について考える。
