NEGORO 根来—赤と黒のうるし

港区 サントリー美術館 TEL.03-3479-8600

開催期間:2025年11月22日(土)~2026年1月12日(月・祝)

「根来(ねごろ)」とは、堅牢な下地を施した木地に黒漆の中塗と朱漆を上塗してできた朱漆塗の漆器をさす。長年の使用により、表面の朱漆が摩滅して下に塗られていた黒漆が現れる、この古色も大きな魅力となっている。かつて大寺院として知られた和歌山県の根来寺で朱漆器が作られていたという伝承から後世にこの名がついたとされている。今展では、根来寺が繁栄を極めた中世の漆工品を中心に、その前後の年紀を有する品や伝来の確かな名品から、著名人の愛蔵品や現代に息づく赤と黒に彩られた漆器までを紹介する。

大阪市立美術館 2025年9月20日(土)~11月9日(日)(終了)