TAROの空間

1970年の大阪万博に太陽の塔を打ち立てた岡本太郎（1911〜96）は、自らの表現の土俵を空間と考え、さらにいうなら空間そのものをつくろうとした作家だった。実際に手がけた建築「マミ会館」（1968年）はすでに残っていないが、今展では、新たに製作した1/40スケールの「マミ会館」をはじめ、太郎と空間とのかかわりを証言する多彩な作品や資料を集成。太郎が生活の場に送り込んださまざまな作品群も紹介する。