九谷赤絵の極致宮本屋窯と飯田屋八郎右衛門の世界

甲賀市 滋賀県立陶芸の森 陶芸館 TEL.0748-83-0909

開催期間:2025年10月11日(土)~12月14日(日)

九谷焼の赤と金の細密描写を特徴とする赤絵細描技法は、江戸時代前期の古九谷に端を発し、江戸時代後期に現在の石川県加賀市で開窯した再興九谷のひとつである宮本屋窯(1832〜59)において大成し「九谷赤絵といえば宮本屋窯」という不動の地位を築いた。とりわけ宮本屋の主画工・飯田屋八郎右衛門(1801〜48)は赤絵細描に優れた手腕を発揮。今展では、細密描写に挑んだ絵付職人らの高い技術により多彩な装飾文様で埋めつくされた華やかな「九谷赤絵」の優品を一堂に展示する。