岡田三郎助優美な色彩・気品ある女性像

一宮市 一宮市三岸節子記念美術館 TEL.0586-63-2892

開催期間:2025年10月11日(土)~11月24日(月・祝)

三岸節子(みぎし・せつこ、1905〜99)の生誕120年を記念し、三岸節子が若き頃に師事した岡田三郎助(おかだ・さぶろうすけ、1869〜1939)の画業を紹介する展覧会を、佐賀県立美術館の特別協力により開催。佐賀藩士の家に生まれた岡田三郎助は、幼い頃に上京。1895年に黒田清輝、久米桂一郎が指導する天真道場に入門。翌年、白馬会の創立に参加するとともに、東京美術学校に新設された西洋画科の助教授に就任した。1897年、文部省初の留学生としてフランスに渡り、ラファエル・コランの元で外光派の作風を学び、帰国後、東京美術学校教授となった。女子美術学校西洋画科の嘱託教授を勤めた際、三岸節子などのちに女性洋画家の先駆者となる生徒達を指導している。2017年に東京から佐賀市城内に移築・復元され、翌年から公開された岡田のアトリエとアトリエに隣接して設けられた女子洋画研究所についても、写真やドキュメンタリー映画の上映により紹介する。